エアロロードバイクの特徴

エアロロードバイクについて

エアロロードとは、ロードレーサーでありながらトライアスロンのようにダイナミックな走行に対応したバイクです。
高速走行のために、路面抵抗や空気抵抗も施されており、モノコックによってライダーの受ける空気面積も減らします。

ハンドルは、様々なポジションに対応する、ドロップハンドルバーが採用されています。
前傾姿勢でのスピード走行にむいたハンドルであり、ステムやフレームを一体化したモデルもあります。
フレームは、エアロダイナミックを考慮して設計されており、パーツを含めて空気抵抗を減らす形状となっています。
ギアはフロントがダブル、リアが9~11段が主流です。
タイヤは細いタイプが主流で、スポーツバイクの中でも最も細いサイズのタイヤで、スピーディーに走れます。

全体的にフレームが太くなるので、ヒルクライムなどでは敬遠されていましたが、素材が軽くなったことによって、そのような大会でも使用する人もいます。
特にヒルクライムでは平坦な道も走り、坂道も走り、そのような道でも如何にして体力を使わずにスピードを出せるかが重要です。
そのような場面でも、スピードの出やすいエアロロードバイクは適しています。
山道や難関をアタックするためにも、体力をどれだけ温存できるかは重要です。

エアロバイクのブランド

エアロバイクで人気のブランドというと、CERVELO(サーヴェロ)やSCOTT(スコット)、FELT(フェルト)などがあります。
イタリアなどツールドフランスとバイクレースの盛んな地方でブランドが多く、CERVELOはカナダのブランドです。
多くのメーカーのバイクは、フレームの剛性があり軽量で平坦な道でも山道でオールラウンドで使えます。

フレームだけでも大きく空気抵抗は変化し、エアロロードは空気抵抗が小さく、軽量のロードバイクなどと比べても、その抵抗は小さいのがわかります。
トップスピードに達するのも早く、空気抵抗が小さく楽に高速を出せるというのも、エアロバイクの特徴です。
特に平坦部では空気抵抗が少なくなりますので、エアロ効果を最大限に発揮できます。

FELTの「ARシリーズ」は、ロードバイクと比べて3割ほど空気抵抗が小さくなっています。
CERVELOの「Rシリーズ」は、オールラウンドであり軽量になってます。
またメーカーによってはフルカーボン仕様となっており、ロードバイクよりも軽量になっています。
このようにして、各ブランドのシリーズによっても、その特徴は違ってきます。

ただ一般的な自転車やロードバイクと比べても、値段は高いので、通勤通学やサイクリングに使用するには高い買い物です。
やはりレースなどを目指す人向けの自転車と言えます。