ロード

改めて振り返る!プロ自転車選手のすごさと注目選手!

プロの自転車選手とは?

自転車スポーツのプロ選手には大きく二つあり、それぞれ「競輪選手」と「プロロードレーサー」として区別がされます。
「競輪選手」は日本国内でもよく見かける「競輪」で走る競技走者のことで、競馬における騎手や競艇選手のような扱いになります。

もちろん競馬や競艇以上に競輪選手は自分の体が資本になりますので、日々体を鍛えるとともに専用のトラックでの走行テクニックを目指していくことになります。

日本においては自転車競技の選手というと競輪選手というイメージが強く、就職をするための学校や資格試験も存在しています。
国家資格である競輪選手資格検定に合格をした選手は厳しい選定を受け、そこから地方大会~全国大会へと勝ち抜きをしながらより高い賞金を求めてサーキットに出て行くことになります。

ちなみに日本トップクラスの競輪選手がトラック内で出すことができるスピードは約70km/hとされており、瞬間最高速度では80km/hを超えることができる選手もいるそうです。

ロードレーサーになるには

一方競輪と異なり一般道を含む広い道路を使ったレースに参加をしていくことになるのが「ロードレーサー」です。
自動車レースでもサーキット内を走行するレースとオフロードを走る長距離レースがありますがその違いと同じようなものと思ってくれればよいでしょう。

ロードレーサーでは国内外で開催される自転車レースに参加をしてそこで成績を上げる事によりさらに上位の大会に望むことができます。
自転車レースの場合単独ではなくチームで参加することが多いので、自分一人だけでなく大勢のチームメイトと協力をしつつ、数日に渡る過酷なレースをくぐり抜けていくことが求められます。

自動車レースは1日で勝敗が決する短いものもあれば、最長で3週間をかけて大陸を横断するような大規模なものもあるので、単に運転が早いということだけでなく基礎的な体力の高さや精神力が多く求められます。

一般にロードレーサーとして活躍する人は学生時代に自転車部に所属して各種大会に出ていたり、実業団チームに入って大会で勝利を重ねていくというふうにして実績を固めていきます。
日本でも徐々に人気が高まってきているとはいえまだまだロードレーサーだけで生活ができるという環境は整っていませんので、優秀の選手の多くは日本よりも人気の高い欧州のチームに所属して世界大会を目指すことになります。

注目をしたいプロのロードレーサー

ロードレースの世界一を決める祭典といえばやはり「ツール・ド・フランス」でしょう。
ツール・ド・フランスには世界各国から優秀な選手たちがチームを組み、それぞれの役割を意識したレースを展開していきます。

ですのでツール・ド・フランスマニアたちは選手個人はもとより、その年にどういったチーム構成をしてくるかといったことも注目ポイントにしています。

なおツール・ド・フランスのチームは国別ではなくスポンサー企業やメーカーにより編成されるので、同じ国のライバルや兄弟、同門の師弟や先輩後輩が違うチームになるということもよくあります。

2015年大会は特に熱い戦いだったとしてよく伝えられていますが、中でも「ファンタスティック4」と大会前から言われていた4選手は大きな注目を集めました。

4選手の名前はイギリス・チームスカイのエースである総合優勝者クリストファー・スカイ、第二位に入賞したコロンビア・モビスターチームのナイロアレクサンデル・キンタナ、前回大会王者のイタリア・アスタナプロチームのヴィンチェンツォ・ニーバリ、そしてスペイン・ティンコフサクソ所属のアルベルト・コンタドールです。

この4選手は他の選手とは全く異なる素晴らしい走りをするということで大会前より大きな期待をされており、それぞれの得意分野で激しいデッドヒートを繰り広げました。