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2016年に注目の中古車はこれ!買い時を逃すな!

中古自動車を購入するときに覚えておきたいこと

新車と中古車は一緒にディーラーの敷地内に展示されていることもあるので、一見どちらも同じように購入できるものと思いがちです。

ですが注文を受けてからメーカーに製造の発注がかかる新車に対し、中古車はすでに商品がそこに存在しているということでいくつか購入時に気を付けたい点が変わってきます。
つまりそのお店だけでなく全国の取引状況そのものの需給状況が販売価格に大きな影響を与えてくるということです。

極端な例ですが、例えばいくら大人気の車種であっても一時期に大量に中古車が出回ってほしい人よりも販売車数が増えれば値崩れをしてしまう可能性があります。

また同じ車種や年式であってもそれまでのオーナー数や走行距離によって状態が異なるので新車と同じ感覚で購入することはできません。
面白いのがいったんは人気が落ちた中古の車種が、しばらくたったらあとでまた価格が高くなってくることもあるということです。

自動車メーカーは定期的にフルモデルチェンジやマイナーチェンジをかけますが、そのチェンジが成功するとは限りません。
モデルチェンジ直後には旧モデルは一時的に人気が落ちるのが通常ですが、のちに「前モデルの方が性能が良かった」という認識が広がってくると価格が再び高くなってきます。

わかりやすい例としては現在新車としての製造が中止となっているホンダの「ライフ」で、最終モデルとなった5代目はデザイン面の評判が非常に悪く、中古市場においては4代目モデルの方が状態次第では数多く取引されています。

ホンダフィットの二つのタイプ

特に中古車を購入するときに注意してもらいたいのが「ガソリンモデル」と「ハイブリッドモデル」の二種類がある場合です。
ここ数年新車販売ランキングトップ10の常連となっているがホンダの「フィット」ですが、こちらには平成25年度式より通常のガソリンカーモデルとハイブリッドモデルの二種類があります。

新車で購入しようとする場合、ハイブリッドモデルでは約170万円、ガソリンモデルでは約130万円とかなりの違いがあります。
ハイブリッドモデルのメリットはやはり総合的な燃費の良さですが、新車で買って長く乗るならともかく中古車として数年で乗り換えをする場合、その数十万円の差の元が取れるかどうかということは若干疑問です。

またハイブリッドモデルは内部に大容量バッテリーが内臓されているわけですが、こちらは何度も繰り返し充電することで寿命が短くなるので、年数によっては途中でバッテリー全体を交換しなくてはならないことにもなります。

現在市場に出回っている中古車はハイブリッドモデルの先駆けとして登場したものが多く、技術的に未熟なところがある場合も珍しくありません。

もしフィットや他のガソリンタイプとハイブリッドモデルの二つがあるタイプの中古車購入を迷っているなら、断然通常のガソリンモデルにしておいた方が無難でありかつ安く購入ができます。

3~5年落ちのマイナーチェンジがあった車種がおすすめ

中古車市場でも高値が付くのは初年度の車検を迎える前の1~2年落ちの自動車です。
型式が3年を超えると急激に価格が落ちるのが中古自動車の相場ですが、実はこの3~5年落ちのエリアにこそお宝が眠っている可能性が高くなっています。

というのもここ近年の自動車は性能も高く、3~5年くらい落ちならまだまだ十分に性能に問題なく乗っていくことができます。
走行距離にもよりますが、ワンオーナーで比較的きれいに使われている車種なら3年を超えていても特に問題を感じることはありません。

注目したいのが最近にマイナーチェンジがあった車種で、新車の車種とモデルチェンジがあるとそれだけでかなり価格が落ちてきます。
特に人気のある車種ほどその傾向が強いのですが、正直マイナーチェンジの場合パッと見てすぐに形が違っていることに気付かない人が大半です。

それほど見た目にこだわりがないならばあえてそうしたマイナーチェンジ前の車種を狙ってみるとお得な買い物をすることができます。
代表的な車種としてはトヨタの「クラウン」や「プリウス」、三菱の「アウトランダー」などがあります。