未来風計器

自動運転以外の車の機能。社会を変える技術とは?

未来の車と言えば自動運転を思い浮かべる人も少なくないでしょう。ここでは、ドライバーの個性を読み取るトヨタが開発した「Fun7」や「愛‐i」、ダイムラーが開発している未来の物流トラック「ヴィジョンバン」を中心に紹介します。

未来の車が社会を変える?

車社会という言葉がありますが、どちらかというと交通網が発達している都会よりも、地方に住む人が買物や出勤する交通手段に使っているイメージもあるでしょう。しかし、都会であっても車は物流の中心です。例えば、宅配便は生活必需品を目的の場所に運んでくれます。また、自動車は日本の経済を支えており、車に乗らない人でも車とは切っても切れない関係となっています。今後社会を変えるとだろうと思われる車の技術にはどのようなものがあるでしょうか。早速チェックしてみましょう。

TOYOTA Fun7 Concept Car

TOYOTA Fun7 Concept Carはトヨタが未来の車として提示している車です。車の形はどことなくパソコンのマウスを彷彿させます。おそらくですが、これはIoT(インターネットオブシングス:身の回りにあるものに各種センサーを搭載し、インターネットに接続して共有すること)を意識しているのかもしれません。社会の変化を意識したデザインとも言えます。Fun7の社内空間はまるでSF小説に出てくる乗り物そのものです。HUDに表示されるモニターでは、自分を管理するメニューやインターネットを通じた各種機関とのやり取りが行われるでしょう。

トヨタ Concept-愛i

2017年1月にラスベガスで開催されたCESにて、トヨタは人工知能と愛でつながりあう車「トヨタ Concept-愛i」を発表しました。特徴は人と車が会話をできること。この車のコンセプトは「マイカー」です。マイカーのことを愛車と表現することがあります。しかしこのコンセプトカーには最先端の人工知能が搭載される予定です。車がドライバーの個性を理解し、安全運転をサポートしてくれるようになるでしょう。

ダイムラー The Vision Van

未来の輸送手段としてダイムラーはドローン搭載車を発表。これはオートパイロットで目的の配達エリアのポイントまで向かって、最終目的地では搭載している2機のドローンで荷物を集配するコンセプトカーです。輸送用の車と言えば、角ばったイメージがありますがこの車はスマートに計算しつくされたデザインが秀逸です。また、The Vision Vanには効率的に荷物を集配させるために、無駄を徹底的に排除した制御システムが取り入れられています。目的地に到着すると、手渡しの荷物は人が持ち、、小形の荷物は自動的にドローンが配送するシステムです。